新ごみ処理施設の令和10年供用開始に向け入札を開始
組合では、新しいごみ処理施設の供用開始を、従来の時期(令和7年4月)を改め令和10年4月としました。去る3月11日、施設の設計・建設から運営までを請け負う事業者を選定するため、入札を公告(開始)しました。
入札参加事業者には、以下のような条件で事業提案を求めていきます。
(詳細はこちらの「入札説明書」「要求水準書」でご確認ください。)
1 スケジュール
※実施時期が変動する事業については、期間を破線で示しています。
2 基本事項
〇施設規模・稼働時間
施設規模 | 稼働時間 | |
エネルギー回収型廃棄物処理施設(焼却等) | 194t/日 | 24時間/日 |
マテリアルリサイクル推進施設(粗大ごみ施設) | 14t/日 | 5時間/日 |
〇処理方式
事業者の提案によりいずれかの処理方式に決定
① ストーカ式焼却炉 + 灰の外部資源化 ② ガス化溶融炉・シャフト式 ③ ガス化溶融炉・流動床式
3 立地条件
搬入道路 | 県道浅井犬山線 |
電力 | 特別高圧を場内へ引き込む。 |
プラント排水 | クローズドシステムとし、施設の外には放流しない。 |
雨水 | 施設で有効利用を図るとともに、雨水流出抑制設備を設置する。 |
4 災害対策
(1)250ガル(震度5強前後)以上の揺れを感知した場合は、炉を安全かつ自動的に停止させる。
(2)浸水対策として、工場の必要な箇所に防水扉や防水シャッター等を設けるとともに、浸水予想レベルまでの
外壁はRC構造等、堅固な構造とする。
5 事業者の選定方式
価格と、性能、機能、技術などの価格以外の条件によって決定する総合評価落札方式を採用します。
なお、本事業の予定価格は、設計・建設費及び20年間の運営委託費の総額で429億220万円です。
令和4年度予算における主な事業
組合構成市町(犬山市・江南市・大口町・扶桑町)からの分担金及び負担金を主な財源として、令和4年度は次の事業を行います。
なお、令和4年度予算の総額は1億922万6千円で、歳出の内訳は議会費139万3千円、総務費7,592万6千円、建設事業費3,090万7千円、予備費100万円となっています。
- 事業者選定支援等業務
ごみ処理施設の整備・運営に関する幅広い知識と高度な専門能力を有するコンサルタントの支援を受け、事業者の選定に係る業務を実施します。
- ごみ処理施設整備に係る出入路基本設計業務
施設への出入路の渋滞緩和のために、愛知県道浅井犬山線を拡幅して右折レーンを設置します。工事発注に向けて、基本設計と詳細設計が必要なため、令和4年度はまず基本設計を実施します。
- 環境影響評価事後調査業務
事業用地内で営巣が確認されたホンドキツネに対する環境保全措置である、代替営巣候補地の整備についての妥当性を確認し、専門家からの助言を踏まえて調査の継続や追加の環境保全措置を行います。